年収はあるけど、出費が多い!
二人いる子どもも、上の子が高校生、下の子も中学生になりました。
二人とも昔はやんちゃで手がかかっていましたが、
ようやく手が離れてきた30代半ばのころ、もう一度働きに出たいと
日に日に強く思うようになりました。
その理由は、社会との関わりを持ちたい・貢献したいという気持ちもありますが、
やはり一番は金銭的な事です。夫の給料は年収で言えば600万円ほどあります。
額面だけ見れば悪くはないのです。けれど、大きな子供が二人もいますし、
上の子は大学に進んだら、東京で一人暮らしがしたいと言っています。
一人暮らしを始めるとなれば、引っ越し代・新しい家具代等がかかります。
大学進学のお金だけでもいっぱいいっぱいなのに...。これだけではせいぜい
へそくりを少しずつ貯めていくくらいしか、妻たる身が自由にできるお金はなかったのです。
切ない妻のふところ事情
夫は、付き合いだなんだと理由を付けては毎月5万円のお小遣いを要求してきます。
サラリーマンたるもの、同僚や取引先との飲みに行く事は仕事の一つのようなものですよね。
そう自分に言い聞かせてきました。
さすがに、この間リビングに落ちていた領収書がキャバクラのものだったのを
見つけたときは腹が立ちましたが。その一方で、私はちまちまと節約して、
なるべく自分の我慢できることは我慢するべきだと思っていました。
化粧品も、独身の頃はデパートで海外ブランドのものを好きに買っていましたが、
いまではドラッグストアで買った化粧品を買っています。
この間、娘の化粧ポーチを何気なく見たら、私が使っているものと全く同じ
ファンデーションを使っていて驚きました。
中学生が使っているようなプチプラのファンデーションしか買えない自分って...
と情けなさにただ笑うしかありませんでした。
そんな生活に、最近だんだん本格的に嫌気が差してきて、
こうなったら自分もたくさん稼いでやると思ったのです。
たぶん、私の苦労も知らない夫を見返してやりたい思いが心のどこかに強くあったのだと思います。
夫を見返すほど稼ぐとなれば、夫と同じくらい。いや、夫よりも稼ぎたい。
そうなれば、もう風俗求人を探すしかないとも思っていました。
働くならアリバイ対策のしっかりした風俗店
慣れないパソコンを駆使して、風俗の求人を探しました。
家族がいない時間は家事が忙しく、隙間時間にちまちま探したのですが、
見つけたのは名古屋にあるノーハンドサービスがウリの、人妻専門の高級デリヘルです。
せっかく意を決して風俗で働くのですから、がっちり高額を稼げないとダメだと思いました。
けれど、夫にばれて修羅場になったり、子供達ときまずくなってしまうのは
ぜったいに嫌だったので、アリバイ対策がしっかりしているこの店にしました。
このお店では、アリバイ対策のマニュアルが用意されており、
こちらからお願いしておけば、スタッフ全員がきちんと電話対応や書類
を発行してくれるそうなのです。これなら、夫に給与明細を見せてと言われても
大丈夫そうだと思いました。
充実した日々と通帳
今では、リピーターのお客様もだんだん増えてきて、一回当たりの出勤で
4万円は稼げるようになりました。仕事内容もノーハンドサービスがウリなので、
責め続けてくるお客様はおらず全くきつくありません。
むしろ、家で家事や洗濯をしていても誰も感謝してくれず、
ラストレーションがたまっていましたが、この仕事をはじめてお客様から
「今日もありがとう!」と言ってもらえることが多くなり、
嬉しい気持ちを感じています。また、今までは自分の外見まで手がまわらず、
すっぴんで髪がぼさぼさな日も珍しくありませんでしたが、
今ではなるべく女らしくいようと意識が高くなり、
先日も友達からも「きれいになったね!昔に戻ったみたい!」とほめられました。
今日も、貯まっていく通帳の額を見ながら、夫に笑顔でお小遣いを渡しています。
インタビューアー:ノーハンドで楽しませる人妻店 店長:佐久間